禁煙Ｑ＆Ａ

Q1.　喫煙と健康被害はあまり関係がないのでは？喫煙者で長生きした方を知っています。

A.　確かに、喫煙をしていても長生きされる方もいます。生活環境・体質の違いで個人差はありますが、喫煙と多くの疾病の関連はすでに多数報告されています。
また、喫煙者が吸い込む主流煙よりも、周囲の方が吸い込む煙(＝副流煙)のほうが健康に与える悪影響は大きく、同居家族や友人などの周囲の方々への影響を考えます。健康増進法でも受動喫煙の防止が定められています。

Q2.　弱いたばこに変えたので、健康被害は軽減されるのでは？

A.　たばこのニコチン量とタール量の表示は機械的測定方法によるもので、実際の喫煙による摂取量より低い値となっています。
また、軽いたばこに変えても、吸い方を工夫してしまい、実際の害は減少されていないことがわかってきています。

Q3.　喫煙本数を減らし、少しの本数なら吸ってもいいでしょうか？

A.　禁煙補助薬とたばこの併用は避けます。
また、2～3本を吸い続けていると結局は禁煙できず、再び本格的な喫煙に戻ってしまいます。

Q4.　禁煙すると太ると聞くので心配です。

A.　喫煙時と同じ食生活をしていると、約3～4キロ太ることもあり得ます。
従って、喫煙時より少し摂取カロリーを控えめにし、運動なども少し意識して増やす工夫をしてみましょう。例えば、脂肪食の減量や低カロリー食の増量、及び歩行運動を増やすなどが考えられます。

たばこ依存度テスト

質問に回答し、その得点の合計点数でたばこ依存度をチェックしてみましょう。
(「ファーガストロームたばこ依存度テスト」による)

出典：薬局・薬剤師が行う禁煙支援の手引き参考資料