国民医療費の節約

近年、少子高齢化や医療技術の高度化により、国民医療費の増大が大きな問題となっています。そしてその国民医療費の約20パーセントは薬剤費が占めています。

ジェネリック医薬品を利用する事で先発医薬品に比べ薬代が抑えられるため、利用者の窓口負担軽減に加え、保険者や国・自治体の負担軽減になり、増大する国民医療費の節約につながります。また、国民医療費とは利用者の税金や保険料からまかなわれているため、ジェネリック医薬品を利用する事による節約効果は、国民医療費を抑えるという国への貢献だけでなく、結局は利用者自身の負担軽減につながると考えることができます。

節約効果が大きい場合・小さい場合

お薬の種類によって、節約効果は大きく異なります。ジェネリック医薬品を希望する際の一つの目安としてお考えください。

節約効果が大きい場合

  • 長期間薬を服用する場合
    生活習慣病やアレルギー疾患など長期間の服用が必要な場合、1日あたりの節約効果は小さくても、長期的には節約効果が大きくなります。
  • 高価な薬を服用する場合
    抗ガン剤や抗ウィルス薬などの高価な薬の場合、服用期間に関わらず節約効果は大きくなります。
  • 多種類の薬を服用する場合
    生活習慣病を合併してたり高齢者の方など、多くの薬を服用している患者さんの場合、そのうちの多くをジェネリック医薬品に替えることができると、節約効果は大きくなります。

知っていてほしいこと

  • 特許満了前など、まだ作られていないジェネリック医薬品もあります。
  • 病気や体質により使えないこともあります。
  • 在庫の状況により、取り寄せに時間がかかることがあります。