薬の適切な保管方法をご存知でしょうか?薬は保管方法を間違ってしまうと、薬の効果がなくなるばかりか、 有害物質に変質してしまうこともあります。
薬によるトラブルを避けるためにも、薬の保管方法について注意をしましょう。
ポイント1 高温・多湿・直射日光は避ける
薬は温度、湿度、光によって変質してしまうことが多くあります。
保管方法について特に指示がない場合は冷暗所(温度・湿度が低く、光の当たらない場所)に保管しましょう。
ただし、温度が低いからと冷蔵庫に入れてしまうと、取り出した際に室温との温度差で湿気を帯びることがあるため、 室温で保管するようにしましょう。
※薬によっては冷所保存の指示があるものもあります。(シロップ剤、坐薬、目薬等)
その場合は冷蔵庫へ保管しましょう。
また、容器に入っている薬は、フタや栓を固く締めてから保管しないと湿気を帯びやすいので気を付けてください。
ポイント2 古い薬は使用しない
薬には使用期限が決められてあります。基本的に、使用期限が過ぎた薬は捨てるようにしましょう。
また、使用期限内だとしても、見た目や味に違和感がある場合は使用しないでください。
使用期限の目安
市販薬
箱やラベルなどに記載されています。(未開封時の期限)
開封後は早めに使用してください。
処方薬
基本的に、薬を処方された日数が使用期限となっています。
余りが出た場合は薬剤師にご相談ください。
ポイント3 薬を別の容器に入れ替えない
薬を別の容器に入れ替えてしまうと、中身や使用方法、使用期限がわからなくなってしまい、誤用の元となります。
薬の容器は入れ替えたりせず、そのまま保管しましょう。
ポイント4 薬以外のものと一緒に保管しない
薬を食品や殺虫剤などと一緒に保管しておくことは、誤用の元となり大変危険です。
誤用を避けるためにも、薬だけ別に保管するようにしましょう。
また、個人毎に分けてまとめておくことも、誤用の防止となります。
ポイント5 子どもの手が届かないところに保管する
小さな子どもは何でも口に入れてしまいます。薬を子どもの手が届かないところに保管するだけではなく、 薬を使用する際にも置きっぱなしにしたりすることがないよう注意が必要です。